最近、複数の友人から民間→転職の相談を受けます。

でもほとんどの人が「何から始めりゃいいの……」となるんですよね。
僕もそうでした。

ということでそんな頼りにしてくれた皆さんのために、僕が何から手を付けてどんな風に合格したのかを書いてみます!
これから目指す人の参考になれば幸いです!

かなり長くなりそうなので、今日はまずこちらから!






【Step0 公務員試験を知る】

そもそも「公務員試験」と一口に言っても、その試験は一種類ではありません。
高卒、大卒、民間経験者枠、技師、看護師、臨時職員などなど。

※僕は民間経験者枠での採用でしたので、後述していく試験対策は自然と民間枠の話になりますのでご了承ください。※

そもそも自分がどの試験を受けるのかを知らなければ、願書の提出すら出来ないのですから、ここが大前提になります。

おおよそざっくりとメリット・デメリットを羅列すると、以下のようになります。

(1)高卒
高校卒業程度。大卒の人でも受験可能。
○ 試験が全般的に大卒よりもやさしめ
○ 試験範囲も狭いことが多い
× 受験可能年齢が低めになりがち(18歳~24歳とかが多い)
× 給与水準が他の区分より低い(大きな問題じゃないといえばそう)

(2)大卒
大学卒業程度。一番メジャーな試験区分。
○ 大きめの自治体ならまず毎年行われる
○ しかも試験範囲は大体どの自治体も同じ(試験範囲は後述)
○ 従って、とりあえず勉強していれば受けられる安心感がある
× 大学を出ていさえすれば受験できる→自然と倍率が高めになる傾向
× 試験範囲が他の試験区分に比べかなり広い→オールラウンドに得点する力が必要
× ほとんどの自治体が、年齢上限を設定している(27~30歳程度)

(3)民間枠
民間企業経験者枠。社会人枠とも。
3~5年の民間企業勤務歴を前提としています。その辺りは自治体によって様々。
○ 試験範囲が大卒枠よりかなり狭い(ぶっちゃけ濃度で言えば半分以下です)
○ その特性上、年齢制限が緩め(25~40とか、凄いところだと59歳まで受験可能なんて町も)
× 自治体によって、募集しない年度がある
× そもそも試験を行っていない自治体も多い(人口5万人以上規模であれば大体は行っています)
× 職務論文という特殊な小論文を求められる

最後の職務論文については追々書きますが、一概にマイナス面とも言えません。

よくあるテーマは
「あなたが民間企業で経験したなかで、一番苦労したエピソードは何か」
という奴です。

民間での経験や思い出があれば、そこから膨らませることが出来るはず。僕は逆に得意でした。


(4)技師
採用後、建設部や水道局などに配置されます。
その手の専門課程を卒業していることが大前提となります。
○ 専門課程のニッチさから、ライバルが圧倒的に少ない(3人受験1人合格とかザラです)
× ニッチすぎて募集しない年度も多い

たとえば僕の働いている自治体は、今年建設部技師を募集していましたが、過去3年ぐらいは募集してませんでした。
人員が減ったらその分補充するというわけですね。


試験区分についてはこんなところですね。



さて、ここで「んじゃ一体○○市はどうなのよ?」と思う方が多いと思います。
特定の自治体について知りたい方は、調べる方法が大きく分けて2つあります。

(1)自治体のホームページ
ほとんどの自治体はホームページのトップ周りに職員採用情報を載せていますので、そこから試験日程や試験範囲を掴むことができます。

ただし、自治体によっては試験が終わると非表示にしてしまうことも。
そこで僕のお勧めはこちら↓

(2)受験ジャーナル
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1%E8%A9%A6%E9%A8%93-%E5%8F%97%E9%A8%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AB-26%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E5%BF%9C-Vol-1/dp/4788954842

いわゆる受験情報誌です。

ただし注意してください。
必ずしもこれを全部買う必要はありません。

この「受験ジャーナル」は年間に何冊も発行されますが、年度のうち1度だけ「市町村試験の日程一覧」が掲載されている号があります。
そのバックナンバーを探し出して、それだけは絶対に買いましょう。大き目の本屋ならあります。

試験範囲や日程は自治体によってバラバラですが、自治体はその日程を動かすことがまずありません。

つまり、それを1冊買っておけば「○○市は○月の第○週末に試験がある」という予測が立てやすくなります。当然併願する上での参考にもなります。

ざっくりとした日程を情報誌で掴んで、最新の情報をホームページで補完すれば完璧です。


これは受験計画を立てる上で極めて有効なので、必ずしてください。



志望自治体の受験日までのタイムリミットを計算すること、

これが表題の「公務員試験を知る」ということに他なりません。


とまあ大前提を書いたところで今日はおしまい。

次回は試験範囲について書きます!むしろそれが一番大事だね!

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