【僕なりの】公務員試験対策(4)【合格法】
2014年10月20日 日記 コメント (4)次は専門試験の話かな、と思ったけどこのペースだといつまで経っても終わらなさそうなので、サッサと核心に追い込むことにしました(挨拶
専門試験はそもそも門外漢だしね、大卒枠で受かった札レガ民が答えてくれるんじゃないんでしょうか(適当
【Step3 勉強法を知る】
受けるべき自治体はなんとなく掴めた、試験範囲も分かった。
ではどうやって勉強していくか。これが今日のテーマです。
公務員試験における勉強の取り組み方は、大きく分けて3つ。
「予備校」「通信教育」「独学」です。
それぞれ長所・短所を挙げていきます。
(1)予備校
予備校のメリットはなんといってもプロが常駐しているので何かと安心な点。
(当たり前ですが)料金は先払いな上に高いので、どこから手を付けていいかわからなかったり、自分を律することが出来ない人に向いています。
○ 勉強のスケジュールから模試・本試験日程のケアまで全部お任せでOK
○ 勉強でわからない点があってもすぐ解決出来る
○ 自習室などの設備がある予備校だと、環境面でも非常に有利
○ 周りもライバルなので自然と競争意識が芽生えてサボりにくい
× とにかく高い(民間枠でも20万程度は覚悟)
× 働きながらだと時間的な制約が大きい(残業が少ない職場などの環境が必要)
※最近はネット講義などもあるので緩和傾向にあるとは思います
(2)通信講座
費用面や予備校から得られる恩恵などを勘案すると、予備校と独学の中間と言えます。
○ 予備校よりも費用が安い(民間枠だと概ね15万ぐらい)
○ ネット講義で予備校と同水準の授業が受けられる
○ わからない点は郵便やネット等で提出すると疑問を解決してもらえる
○ 参考書等が同梱されていることが多く、オールインワンパッケージとして優秀
△ 自分のペースで勉強が出来る反面、自堕落だと一気に勉強しなくなる恐れ
× それでも6桁の出費が必要
× 受験計画はもっぱら自分で立てる必要がある
(3)独学
修行僧のようなストイックさが求められます。それが独学。
○ とにかく安い(というか参考書代ぐらいしかかからない)
× 何もかも自分で調べたり計画を立てなくてはいけない
あとこれは個人的な見解なので微妙ですが、独学だった自分が強く感じたデメリットをもう一つ。
それは不安との戦いを強いられる点です。
とにかく公務員試験勉強はゴールというものが明確に定められていません。
合格基準も明確なものが無ければ、試験問題は全て回収されるため過去問もありません。
しかも勉強は毎日何時間も、それを何月もやらなくてはならない。
どれぐらいやれば受かるのか?
自分は果たして今どれぐらいの位置にいるのか?
そういったものを示す指標としては模試が有りますが、早々何度も受けるものではありませんので、基本的には終わりの無いマラソンを走らされる感覚に陥ります。
そして勉強法に関係なく、働きながら公務員を目指す人にとって課題と感じたのが、仕事のモチベーション維持。
公務員試験勉強はつまり「転職活動」なのですから、穿った言い方をすると今勤めている会社を辞めるための作業です。
もっと突っ込んだ言い方をすると、それは「勤務先に対する背信」ともいえなくはありません。
それは言いすぎやろと思う方も居るかもしれませんが、なら勤務先の上司に「俺いま公務員試験勉強してます!」と言えるでしょうか?大抵の人は多分無理でしょう。
上司にしてみれば、仕事に転化できるエネルギーを別のことに打ち込んでます、と言われるようなものですからね。
がっつり根を詰めて明け方まで勉強した次の日の朝、普通に仕事の業務をする、これは意外なほどしんどいです。
逆にいうと、しんどく思えない内は公務員試験勉強に身が入ってないと言い切ってもいいです。
自分の中で仕事と勉強のバランスを上手く維持するという精神的なタフネスが要求されると思います。
さてそれでは僕がこのカテゴリーで一番話したかったこと、
お勧めの参考書を紹介します!
(1)初級スーパー過去問シリーズ
http://jitsumu.hondana.jp/book/b107494.html
実務教育出版のスーパー過去問シリーズ初級編です。
初級と言うだけあって難易度は割と易しめですが、重要なエッセンスはきっちりと入っています。
いきなり分厚くて難しい問題集から入ってしまうと気分が萎えてしまいますので、まずはこの問題集を買いましょう。
この問題集をスラスラ解けるようになり、「解く」ことに対して快感を覚えるようになったら次のステップです。
(2)スーパー過去問ゼミシリーズ
http://jitsumu.hondana.jp/book/b181800.html
初級に比べて多少難易度が上がります。
都道府県職員や国家2種を受けるのであればこれだけでは力不足です。
ただ、市役所試験や民間枠ならこのレベルで十分です。
僕の公務員試験勉強の8割はこのスー過去シリーズと共にありました。
職場を往復する電車の中では暗記モノの一般知識、帰宅してからは一般知能をひたすらやりました。
市役所試験の教養試験ならこの「スー過去シリーズ」を完璧に自分のモノにすれば受かります。これは断言出来ます。
それぐらい質の高い参考書で、ぶっちゃけ他の参考書に人権がほとんど感じられないレベルです。
(3)過去問新クイックマスター
https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastPackGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=100020476
とはいえ流石にこれだけでもアレなので別の参考書も。
こちらは出版社が違いますが、これもなかなか質が高いです。
スー過去を暗記するぐらい覚えてしまったら、こっちに浮気するといいでしょう。
こちらを極めた頃には、スー過去の内容はいい感じに忘れているはずです。
(4)畑中敦子シリーズ
https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=63593
公務員試験勉強をしていると必ず一度は名前を目にする数的推理のオーソリティ、畑中敦子さんの刊行シリーズ。
数的推理の解法などで分からない点ができた際には活用するとすんなり入ります。
実は僕は公務員試験で合格するまで、この4種類の参考書しか解いていません。
その代わり全て5周、スー過去は10周しました。
あとこれは独自のやり方ですが、全ての問題を解く際にスマホのストップウォッチを起動させて、解けたらその秒数を問題の横に書き込み、解けなかったり解くのに4分以上掛かると付箋を貼っていました。
これは本番の試験では1問3分程度しか掛けることが出来ないため、4分以上掛かっていては「解けたとしても意味が無い」という考えに基づいています。
もちろん自分が何周目なのかを確認するという意図もあります。
あとはひたすらその付箋を外せるように問題を解きまくる。
もう身も蓋も無いですが、狂ったように解くしかないんです。独学は特に。
どんなに忙しくてもどんなに眠くても、一般知能は一日30分やった方がいいです。一日置くとその分忘れます。
そしてそのしんどいのを一週間無理やり続けると、今度は勉強しないと不安になってきます。
試験勉強中の一年間はレガシーの大会には一度も出ませんでしたが、別に出たいとも思わなくなっていました。それよりも勉強したかった。
それぐらいやらなきゃ受からないなんて言うつもりはありませんが、マジックプレイヤーで公務員転職を目指すなら一度は体験してもらいたい境地です。意外に気持ちいいので。
一般的に、公務員試験は合格までに300~500時間の勉強が必要だそうです。
自分の受験日から逆算して、週何時間、一日何時間勉強する必要があるかを考えてみるのもいいと思います。
その際、試験まで半年以上あるのであれば、忘れてしまうという期間リスクも考えて多少多めに見積もっておくことも忘れずに。
書きたいことも大体書き終えたので、このシリーズもおしまいでしょうか。
それでは皆さんの健闘を祈ってます!
どうせ受かれば毎日レガシーやってても怒られないんだから1年ぐらい我慢すればいいと思う
専門試験はそもそも門外漢だしね、大卒枠で受かった札レガ民が答えてくれるんじゃないんでしょうか(適当
【Step3 勉強法を知る】
受けるべき自治体はなんとなく掴めた、試験範囲も分かった。
ではどうやって勉強していくか。これが今日のテーマです。
公務員試験における勉強の取り組み方は、大きく分けて3つ。
「予備校」「通信教育」「独学」です。
それぞれ長所・短所を挙げていきます。
(1)予備校
予備校のメリットはなんといってもプロが常駐しているので何かと安心な点。
(当たり前ですが)料金は先払いな上に高いので、どこから手を付けていいかわからなかったり、自分を律することが出来ない人に向いています。
○ 勉強のスケジュールから模試・本試験日程のケアまで全部お任せでOK
○ 勉強でわからない点があってもすぐ解決出来る
○ 自習室などの設備がある予備校だと、環境面でも非常に有利
○ 周りもライバルなので自然と競争意識が芽生えてサボりにくい
× とにかく高い(民間枠でも20万程度は覚悟)
× 働きながらだと時間的な制約が大きい(残業が少ない職場などの環境が必要)
※最近はネット講義などもあるので緩和傾向にあるとは思います
(2)通信講座
費用面や予備校から得られる恩恵などを勘案すると、予備校と独学の中間と言えます。
○ 予備校よりも費用が安い(民間枠だと概ね15万ぐらい)
○ ネット講義で予備校と同水準の授業が受けられる
○ わからない点は郵便やネット等で提出すると疑問を解決してもらえる
○ 参考書等が同梱されていることが多く、オールインワンパッケージとして優秀
△ 自分のペースで勉強が出来る反面、自堕落だと一気に勉強しなくなる恐れ
× それでも6桁の出費が必要
× 受験計画はもっぱら自分で立てる必要がある
(3)独学
修行僧のようなストイックさが求められます。それが独学。
○ とにかく安い(というか参考書代ぐらいしかかからない)
× 何もかも自分で調べたり計画を立てなくてはいけない
あとこれは個人的な見解なので微妙ですが、独学だった自分が強く感じたデメリットをもう一つ。
それは不安との戦いを強いられる点です。
とにかく公務員試験勉強はゴールというものが明確に定められていません。
合格基準も明確なものが無ければ、試験問題は全て回収されるため過去問もありません。
しかも勉強は毎日何時間も、それを何月もやらなくてはならない。
どれぐらいやれば受かるのか?
自分は果たして今どれぐらいの位置にいるのか?
そういったものを示す指標としては模試が有りますが、早々何度も受けるものではありませんので、基本的には終わりの無いマラソンを走らされる感覚に陥ります。
そして勉強法に関係なく、働きながら公務員を目指す人にとって課題と感じたのが、仕事のモチベーション維持。
公務員試験勉強はつまり「転職活動」なのですから、穿った言い方をすると今勤めている会社を辞めるための作業です。
もっと突っ込んだ言い方をすると、それは「勤務先に対する背信」ともいえなくはありません。
それは言いすぎやろと思う方も居るかもしれませんが、なら勤務先の上司に「俺いま公務員試験勉強してます!」と言えるでしょうか?大抵の人は多分無理でしょう。
上司にしてみれば、仕事に転化できるエネルギーを別のことに打ち込んでます、と言われるようなものですからね。
がっつり根を詰めて明け方まで勉強した次の日の朝、普通に仕事の業務をする、これは意外なほどしんどいです。
逆にいうと、しんどく思えない内は公務員試験勉強に身が入ってないと言い切ってもいいです。
自分の中で仕事と勉強のバランスを上手く維持するという精神的なタフネスが要求されると思います。
さてそれでは僕がこのカテゴリーで一番話したかったこと、
お勧めの参考書を紹介します!
(1)初級スーパー過去問シリーズ
http://jitsumu.hondana.jp/book/b107494.html
実務教育出版のスーパー過去問シリーズ初級編です。
初級と言うだけあって難易度は割と易しめですが、重要なエッセンスはきっちりと入っています。
いきなり分厚くて難しい問題集から入ってしまうと気分が萎えてしまいますので、まずはこの問題集を買いましょう。
この問題集をスラスラ解けるようになり、「解く」ことに対して快感を覚えるようになったら次のステップです。
(2)スーパー過去問ゼミシリーズ
http://jitsumu.hondana.jp/book/b181800.html
初級に比べて多少難易度が上がります。
都道府県職員や国家2種を受けるのであればこれだけでは力不足です。
ただ、市役所試験や民間枠ならこのレベルで十分です。
僕の公務員試験勉強の8割はこのスー過去シリーズと共にありました。
職場を往復する電車の中では暗記モノの一般知識、帰宅してからは一般知能をひたすらやりました。
市役所試験の教養試験ならこの「スー過去シリーズ」を完璧に自分のモノにすれば受かります。これは断言出来ます。
それぐらい質の高い参考書で、ぶっちゃけ他の参考書に人権がほとんど感じられないレベルです。
(3)過去問新クイックマスター
https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastPackGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=100020476
とはいえ流石にこれだけでもアレなので別の参考書も。
こちらは出版社が違いますが、これもなかなか質が高いです。
スー過去を暗記するぐらい覚えてしまったら、こっちに浮気するといいでしょう。
こちらを極めた頃には、スー過去の内容はいい感じに忘れているはずです。
(4)畑中敦子シリーズ
https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=63593
公務員試験勉強をしていると必ず一度は名前を目にする数的推理のオーソリティ、畑中敦子さんの刊行シリーズ。
数的推理の解法などで分からない点ができた際には活用するとすんなり入ります。
実は僕は公務員試験で合格するまで、この4種類の参考書しか解いていません。
その代わり全て5周、スー過去は10周しました。
あとこれは独自のやり方ですが、全ての問題を解く際にスマホのストップウォッチを起動させて、解けたらその秒数を問題の横に書き込み、解けなかったり解くのに4分以上掛かると付箋を貼っていました。
これは本番の試験では1問3分程度しか掛けることが出来ないため、4分以上掛かっていては「解けたとしても意味が無い」という考えに基づいています。
もちろん自分が何周目なのかを確認するという意図もあります。
あとはひたすらその付箋を外せるように問題を解きまくる。
もう身も蓋も無いですが、狂ったように解くしかないんです。独学は特に。
どんなに忙しくてもどんなに眠くても、一般知能は一日30分やった方がいいです。一日置くとその分忘れます。
そしてそのしんどいのを一週間無理やり続けると、今度は勉強しないと不安になってきます。
試験勉強中の一年間はレガシーの大会には一度も出ませんでしたが、別に出たいとも思わなくなっていました。それよりも勉強したかった。
それぐらいやらなきゃ受からないなんて言うつもりはありませんが、マジックプレイヤーで公務員転職を目指すなら一度は体験してもらいたい境地です。意外に気持ちいいので。
一般的に、公務員試験は合格までに300~500時間の勉強が必要だそうです。
自分の受験日から逆算して、週何時間、一日何時間勉強する必要があるかを考えてみるのもいいと思います。
その際、試験まで半年以上あるのであれば、忘れてしまうという期間リスクも考えて多少多めに見積もっておくことも忘れずに。
書きたいことも大体書き終えたので、このシリーズもおしまいでしょうか。
それでは皆さんの健闘を祈ってます!
コメント
自分は4年生の春休みから本格的に勉強をはじめ,何とか合格することができました。
独学だったので何をどうすればよいのかもわからず,公務員試験対策なる催しに毎日参加する周囲の学生を見て,不安を感じながら勉強してました。
もっと早くこの記事に出会えればと思いました(笑)
“スー過去は10周”
“市役所試験の教養試験ならこの「スー過去シリーズ」を完璧に自分のモノにすれば受かります。これは断言出来ます。”
と仰られているように,私も勉強はスー過去をひたすら解き,解法や問題文自体を暗記したりしていました。スー過去をあらかた解いた上で,「この問題見たことある!」という状況を作ることが大切だと思います。
リンクさせていただきました。
初めまして!
4年の春休みからスタートというと、本試験まで半年ぐらいしかありませんよね。
失礼ながら勉強を始めるには若干遅めな印象です。それでも合格されたということは相当濃い半年間だったのでしょうね。
スー過去10周も先に公務員試験に受かった友人からの勧めなので、やっぱり受験生のバイブルなんでしょうね。本当によく出来た問題集です。
こちらからもリンクしました!
べつに君のためにやったんじゃないんだからね